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| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.5 |
| ラジオメディアにおける 高ロイヤルティの要因研究 |
| 消費者行動論の観点から |
| 佐藤 一司 |
| 発行:2016年10月12日 |
| 分類:一般報告 |
| 掲載形態:フルペーパー |
| 要約 : 本研究は、ラジオに対するロイヤルティがテレビと比べて高い調査結果を出発点にして、その構成要因が何であるか、アンケート調査を元に定量的に分析した。前提として、ロイヤルティを「特定局志向」と「特定番組志向」の2軸に分けてクラスタ分析をおこない、4つの聴取者タイプに分類して仮説検証した。 その結果、両志向が高いタイプはラジオの聴取頻度や好意度も高く、両志向が低いタイプは逆となった。次に、放送局によって聴取者タイプの構成(聴取頻度の順番)が異なることはなく、全局共通であることが分かった。そして実際に聴取する放送局を決めている大きな要員は聴取目的であることが明らかとなり、放送局の選局にも番組の選定にも根本的で必要不可欠であるプロセスであることから、ラジオのロイヤルティの本質的な構成要因であると言える。 両志向が高いほど放送局をスイッチングしやすいことも分かり、ブランド階層論でいうところの上下階層いずれにも関与が高いほどブランドスイッチが起きやすくなるのではないかという示唆を得た。特にスイッチングコストの低い無料サービスについては広く当てはまりそうな理論の枠組みとして提示する。 |
| 謝辞 : |
| キーワード : バラエティ・シーキング スイッチングコスト ブランド階層 |
| ページ : pp.339-354 |
| ファイルサイズ : 1,652KB |
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