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| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
| グローバル・ブランドのソーシャルバリューによる標準化の分岐点 |
| ― マルチ・レイヤー分析の提案 ― |
| 榊原萌々 早稲田大学大学院経営管理研究科修士課程 |
| 発行:2022年11月11日 |
| 分類:一般報告 |
| 掲載形態:フルペーパー |
| 要約 : 本稿では,社会課題を解決し,企業のソーシャルバリュー(社会的価値)を向上させる取り組みを「ブランドレベル」「カテゴリーレベル」「企業レベル」の3段階に分けるマルチ・レイヤー分析のアプローチを提案する。そのうえで,化粧品市場のハイエンドおよびローエンドのブランドを対象に事例分析を行い,グローバル・ブランドの標準化をどのレイヤーで行うべきかを具体的に考察する。 ロレアルグループ(フランス),エスティローダーカンパニーズ(アメリカ),資生堂グループ(日本)の3社を対象に分析したところ,ロレアルは他の2社とは異なる戦略を取っていることがわかった。ソーシャルバリューをより効果的かつ効率的に向上させるうえでは,ロレアルのように,企業レベルとカテゴリーレベルでは標準化し,ブランドレベルでは現地適合化した複合化戦略が有効となる可能性が高い。 |
| 謝辞 : |
| キーワード : ソーシャルバリュー マルチ・レイヤー分析 化粧品市場 |
| ページ : pp.189-195 |
| ファイルサイズ : 609KB |
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