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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
価格の不公平感モデルの拡張と再構築 |
施 言 商学研究科商学専攻 |
発行: |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 本稿では、価格の不公平感に関するモデルを拡張し再構築することを目的としている。まず、既存の価格不公平感に関する研究をレビューし、特に価格不公平感に関する定義と要因を紹介した。また、価格不公平感の要因に対して、特にBechwati et al.(2009)に対する問題点を提起した。次に、Xia et al.(2004)の価格公平感モデルを用いて、価格比較における四つの要因が価格公平感に与える影響を分析し、価格(不)公平感に関する不公平感の程度はまだ不明瞭であると考えた。そのため、広義と狭義のunfairの概念を導入し、消費者の認識に基づく不公平感の程度が消費者の行動にどのように影響するかを考察した。特に、広義のunfairは消費者が不公平を認識しているが行動を取らない場合、狭義のunfairは消費者が強い不公平感を感じて行動を起こす場合を示した。最後に、価格不公平感の程度に影響を与える知覚価値とネガティブな感情について考察した。この研究は、今後マーケティングにおいて消費者が価格不公平感を生じる要因及び価格不公平感を感じた程度および消費者の反応に関する研究に貢献することを目指している。 |
キーワード : 価格不公平感 価格比較 消費者反応 知覚価値 ネガティブな感情 |
ページ : pp. |
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