オーラルセッションの要旨・フルペーパー(報告概要)の閲覧・ダウンロードが可能です。 |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
京都の歴史的建造物を用いた経営の考察 |
―戦略ストーリーから見る価値共創― |
松岡 正 龍谷大学大学院政策学研究科博士後期課程 |
発行: |
分類:博士単独報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 日本には歴史的価値を持った建造物が多数存在している。だが,その多くは役割を終えた古い建物として取り壊される運命にある。こうした歴史的建造物に対して行政は,民間と共に条例を通じて保存・活用する取り組みを進めてきた。老朽化した無価値な存在となるか,新たな価値を生み出すものに転換されるかは現代の利用者が描くストーリーに委ねられる。 本稿は,京都にて長年愛された歴史的建造物が現代社会で地域と共存し続けている事例から,経営上の強み(コア・コンピタンス)を探ろうとするものである。優れた戦略は思わず人に話したくなるような面白いストーリーであり,そこには一見して不合理な経営判断が隠されている。これらは顧客による自発的なクチコミを通じて価値共創されていることを示した。 |
キーワード : 戦略ストーリー 不合理マネジメント 価値共創 クチコミ 京都 |
ページ : pp. |
>一覧