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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
社内の隠れたユーザー・イノベーションを掘り起こす改善・提案制度 |
GTA分析による継続と発展のマネジメントの考察 |
米満 良平 法政大学大学院経営学研究科博士後期課程 |
発行: |
分類:博士単独報告 |
掲載形態:要約 |
要約 : ユーザー・イノベーション研究において,商業的に魅力あるイノベーションに貢献する外部のリードユーザーと出会うことは,企業にとって重要である一方で,大変な労力が掛かるとされてきた。近年,企業内部にもリードユーザーの存在が明らかになっているが,従業員のイノベーションは必ずしも表面化しないことが指摘されている。本研究では,改善・提案制度に着目し,同制度を採用している企業に対しインタビュー調査を行い,グラウンデッド・セオリー・アプローチによる分析を実施した。その結果,日常的な改善活動に参加し、習慣化を促進する継続と,改善活動をイノベーションにつなげる発展といった二つのマネジメントが制度に組み込まれることで,従業員によるユーザー・イノベーションが創出することを確認した。また,イノベーションをうみだす従業員は企業内リードユーザーと同様の特性を持つ可能性も示された。 |
キーワード : ユーザー・イノベーション 企業内リードユーザー アンダーグラウンド・イノベーション 改善・提案制度 |
ページ : p. |
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