オーラルセッションの要旨・フルペーパー(報告概要)の閲覧・ダウンロードが可能です。 |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
旅行の自伝的記憶が次の旅行意向に与える影響 |
石田 実 東洋大学 経営学部 准教授 |
片野 浩一 明星大学 経営学部 教授 |
発行: |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 旅行体験が自己観を形成する自伝的記憶となる事を明らかにする。また,旅行者が何を最も重視するかによって,旅行行動を目的行為優位型・旅行先優位型・同行者優位型に3分類し,アンケート調査を用いて,旅行の自伝的記憶からそれぞれの旅行行動意向に至る経路を実証する。自己拡張の概念を踏まえた仮説モデル提示し,構造方程式モデリングを用いて検証する。調査データから,高齢になっても20歳代の旅行が最も想い出に残る旅行と回答した者が多く,旅行体験が自伝的記憶となり得るとわかった。また,仮説モデルの検証により,自伝的記憶を起点とする3つの旅行行動に至る経路を明らかにした。旅行と自己拡張の概念を関連させる研究は少なく,旅行が自己拡張を促す実際的な手段であると示せた事が本研究の貢献である。 |
キーワード : 観光 自伝的記憶 自己拡張 場所愛着 |
ページ : pp. |
>一覧