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| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 企業間取引における多次元的コミットメント・モデルの再構築 |
| 関係的資源を通じた価値共創の実証分析 |
| 北村 匡隆 龍谷大学大学院政策学研究科博士後期課程 |
| 発行: |
| 分類:博士単独報告 |
| 掲載形態:フルペーパー |
| 要約 : 本研究は,日本の機械メーカーA社とその協力企業との関係性に着目し,企業間コミットメントの多次元的構造を検証することを目的とする。特に,感情的・計算的コミットメントの形成要因を探るため,協力企業5社に対して半構造化インタビューを行い,SCAT分析を通じて理論記述を導出した。その結果,協力企業は「関係の管理」を重視するタイプと「関係の発達」を重視するタイプに分類され,前者には理念・文化の共有による組織的同一化が,後者には境界担当者とのフレンドシップによる個人的同一化が寄与することが確認された。本稿は,久保田(2012)の多次元的コミットメント・モデルの限界に応答し,関係的資源の活用と価値共創の視点から企業間マーケティングの新たな可能性を提示した。さらに,近年のリレーションシップ・マーケティング研究における理論的進展を補完し,組織間関係の深化における感情的要素の重要性に光を当てた。 |
| 謝辞 : |
| キーワード : 生産財マーケティング リレーションシップ・マーケティング 感情的コミットメント SCAT分析 価値共創 |
| ページ : pp. |
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