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| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 組織の市場志向形成におけるバウンダリースパナー行動とマーケターの越境的役割 |
| 矢倉 和雄 三井不動産株式会社 DX二部 |
| 黒澤 友貴 株式会社なぞる 代表取締役 |
| 発行: |
| 分類:一般報告 |
| 掲載形態:フルペーパー |
| 要約 : 本研究は,組織の市場志向を高めるための要因として,制度や構造といった「仕組み」だけではなく,実際に機能させる「人の行動」に注目した。特に,組織の境界を越えて情報・知識・関係性を翻訳・調整する「バウンダリースパナー行動」が,市場志向の形成に果たす役割を実証的に検証した。131名のマーケティング実務者に対するWeb調査と共分散構造分析の結果,トップマネジメントの支援と組織システムは市場志向に直接影響を与える一方で,組織間連携はバウンダリースパナー行動を介して市場志向に寄与することが明らかとなった。また,バウンダリースパナー行動は,市場志向の中で,情報生成と情報普及には有意な影響を与えるが,情報反応には影響を及ぼさないことも示された。生成AIの進展により情報収集・分析が効率化される一方で,文脈を理解し橋渡しを行う人の行動の重要性は今後さらに高まると考えられる。 |
| 謝辞 : |
| キーワード : 組織間連携 マーケティング組織 越境行動 |
| ページ : pp. |
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