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| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| ポーターの活動ベース・ビューにカスタマー・アクティビティを接合する試み |
| Multi Activity-Matrixによるビジネスモデル可視化手法の提案 |
| 内田 純一 小樽商科大学 大学院商学研究科 教授 |
| 発行: |
| 分類:一般報告 |
| 掲載形態:要約 |
| 要約 : 本報告では,ビジネスモデルに動員される「企業活動」と「顧客活動」を統合的に可視化するツールを提案する。具体的には,ポーターの企業活動分析ツールである活動システムマップに,顧客活動分析の視角を接合する試みである。すでに,ビジネスモデルの可視化表現については,オスターワルダーとピニュールによるビジネスモデル・キャンバス(BMC)が巷間に普及している。しかし,サービス・ドミナント・ロジック(S-D Logic)の立場から顧客との価値共創を意識しようとしても,BMCの概念と図解表現は企業活動が中心であり,S-D Logicの要求レベルで顧客活動を考慮することは難しい。本来,ビジネスモデルの中で,顧客活動が価値創造にどう働きかけるかという点は,サービス経済化が進んだ現代ではもっと考慮されるべきものである。一方で,ポーターのツールもそのままでは企業活動の可視化に過ぎない。そこで本報告では活動システムマップをマトリックス(行列)表現化してこれを企業活動ビューとし,そこに顧客活動ビューを接合したマルチ・ビューを,顧客との共創概念を重視した新しいビジネスモデル可視化手法として提案する。 |
| 謝辞 : |
| キーワード : BMC S-D Logic 価値共創 価値連鎖 活動システムマップ |
| ページ : p. |
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