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| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 医療機関におけるマーケティングが及ぼす競争優位性 |
| -実務者視点からの考察- |
| 谷口 美香 洛和会ヘルスケアシステム 本部 課長 |
| 梅田 昭夫 同志社大学大学院 ビジネス研究科 教授 |
| 山下 貴子 同志社大学大学院 ビジネス研究科 教授 |
| 発行: |
| 分類:一般報告 |
| 掲載形態:フルペーパー |
| 要約 : 本研究は,日本の医療機関における患者ニーズ探索の重要性と,マーケティング視点の導入が競争優位性に与える影響を明らかにすることを目的とする。日本の医療制度はこれまで市場競争とは一線を画しており,顧客志向のマーケティングは十分に行われてこなかった。しかし,高齢化と人口減少が進む中,患者に選ばれる医療機関となるためには,サービス品質の向上とニーズの的確な把握が求められている。本研究では,実務者である筆者が,入院患者と病院勤務職員を対象に,理想と現実の医療サービスに関する調査を実施し,SERVQUALモデルを用いて分析を行った。その結果,患者と職員の認識にギャップが存在することが示され,現場に即したマーケティングの必要性が確認された。さらに,共分散構造分析により,患者満足と病院のブランド・エクイティの関係を明らかにし,医療機関がマーケティングを活用することで競争優位性を確立できる可能性を示唆した。 |
| 謝辞 : |
| キーワード : 医療マーケティング SERVQUALモデル 共感性(Empathy) ブランド・エクイティ(Brand Equity) 価値共創(Value Co-creation) |
| ページ : pp. |
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