|
オーラルセッションの要旨・フルペーパー(報告概要)の閲覧・ダウンロードが可能です。 |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 戦略的提携を起点とした経営革新の構造 |
| ―企業の持続的成長に資する相互作用の実証分析― |
| 松岡 正 龍谷大学大学院政策学研究科博士後期課程 |
| 発行: |
| 分類:博士単独報告 |
| 掲載形態:要約 |
| 要約 : 本稿は,企業の持続的な成長において,経営革新(革新)と戦略的提携(協業)が果たす役割と,その相互作用を実証的に分析したものである。先行研究において両者の関係性に直接言及した研究は多くないが,戦略的提携は新たな事業活動,つまり革新の一形態として論じられることがあり,関連を示唆する知見もみられる。また,戦略的提携は外部資源の獲得手段としてだけでなく,組織間関係や内部変革に関連づけて論じられてきた。こうした先行研究を踏まえ,本稿では「革新を起点とした協業が持続的成長に影響する」という仮説と,「協業を起点とした革新が持続的成長に影響する」という二つの因果の流れを想定し,構造方程式モデリング(SEM)によって比較検討を行った。アンケート調査に基づく統計分析の結果,協業を起点として革新を促すモデルの方が,理論的・実証的に優れていることが示された。この結果は,戦略的提携が内部の経営革新を誘発する起点となり,企業の持続的成長を支える重要な要因となりうることを示唆している。 |
| 謝辞 : |
| キーワード : 戦略的提携 協業 経営革新 革新 組織論 |
| ページ : p. |
>一覧

