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| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 高齢者の快楽消費とその要因 |
| 社会的ネットワークに着目して |
| 下古立 万里乃 一橋大学大学院経営管理プログラム修了生 |
| 発行: |
| 分類:一般報告 |
| 掲載形態:フルペーパー |
| 要約 : 日本は少子高齢化社会であり,2025 年には国民の 5 人に 1 人が後期高齢者となった。今 後のマーケティング戦略では高齢者をいかにターゲットとするかが重要となる一方,現状 では高齢者が一括りにまとめられる,ステレオタイプなイメージを持たれたりするなどの 課題がある。本研究は,高齢者が社会的役割や他者との接点を喪失する機会が他の世代より も多いことから,高齢者の持つ社会的ネットワークと快楽消費の関係性に着目した。60 歳 以上の男女 23 名へのインタビュー調査の結果,社会的ネットワークの変化が快楽消費に影 響を与えるという仮説が導出された。具体的には,社会的ネットワークが増加・維持・別の ネットワークが強化される事例では,相手との関係性を維持・強化するためのコミュニケー ションの手段として快楽消費が用いられるため,快楽消費は活性化される傾向が見られた。 また,社会的ネットワークと快楽消費の両方が減少した事例でのみ,「媒介要素」の影響が 見受けられた。 |
| 謝辞 : |
| キーワード : シニアマーケティング 高齢者 社会的ネットワーク 快楽消費 |
| ページ : pp. |
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