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| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| インハウスデザイナーの活用に関する研究 |
| メディエーターの役割に着目して |
| 北裏 由香里 一橋大学大学院経営管理プログラム 修了生 |
| 発行: |
| 分類:一般報告 |
| 掲載形態:フルペーパー |
| 要約 : 近年,企業は競争優位性を確立するためにデザイナーを雇用し,内製化するケースが増加している。しかし,デザイナーとビジネス側ではそれぞれの理屈が異なっているため相容れない存在であり,コンフリクトが発生する。コンフリクトを緩和している事例から,双方の橋渡しをしているメディエーターの存在を確認した。本研究では,美術・デザイン系専攻の大学出身者がメディエーターとなっている事例に着目し,「メディエーターの役割とは何か」 について 5 名にインタビュー調査を実施した。その結果,3 つの仮説を導出した。具体的には,①デザイナーの創作に関する自由度を確保し,②可視化したものを活用し共通認識・共通言語に変換,③双方の理解促進を図るために継続的な働きかけをしていた。さらにメディエーターであることを自認しているほうが,自由度の確保や継続的な働きかけの度合いが 高くなることが分かった。これらの仮説を導出できたことによって,メディエーターを中心に議論や組織運営をすることで,経営面での効果が発揮されると言える。 |
| 謝辞 : インタビュー調査では長時間にわたり貴重なお話を伺った。本研究にご協力いただいた皆様に,心より感謝申し上げる。なお、本稿における誤りは、すべて筆者に帰するものである。 |
| キーワード : インハウスデザイナー 専門職 メディエーター |
| ページ : pp. |
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