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| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| SECIモデルに基づく暗黙知継承における個別的配慮のコミュニケーションの有効性 |
| ―二つの心理アセスメントを活用した実証研究― |
| 山本 誠一 立命館大学 OIC総合研究機構 教授 |
| 大島 直彰 関西テレビ放送 営業局 管理部長 |
| 河野 万里子 色彩舎 |
| 発行: |
| 分類:一般報告 |
| 掲載形態:フルペーパー |
| 要約 : 本研究は,老舗旅館における「おもてなし」の暗黙知継承において,SECIモデルに基づく個別的配慮のコミュニケーションの有効性を検証した。おもてなしの継承において社員の高齢化と新規採用の困難により,従来の一律的な教育手法では限界があり,「暗黙知の共同化・表出化の課題解決」が急務となっている。 本研究は,カラータイプ理論とエニアグラムを実践的な心理アセスメントツールとして活用し,これらの理論が学術的妥当性において議論の余地があることを認識しつつも,組織開発における実用性に着目した。実証的研究アプローチにより経営者層と主任クラスならびにスタッフを対象に調査を実施し,質的データを中心に分析を行った。結果として,個人特性理解に基づくコミュニケーションがSECIモデルの共同化・表出化プロセスを促進し,「おもてなし」の暗黙知共有と継承において,個別的配慮のコミュニケーションが果たす役割について重要な示唆を得た。本研究の知見は,知識創造理論の実践的応用と日本の伝統的サービス産業の持続的発展を考える上で有用な事例的示唆を含むものである。 |
| 謝辞 : 本研究の遂行にあたり,ご多忙な業務の中,快く面談の時間を取っていただき,アンケート調査にご協力いただいた旅館の経営者の皆様,従業員の皆様に深く感謝申し上げます。 |
| キーワード : 知識創造 人材育成 おもてなし カラータイプ理論 エニアグラム |
| ページ : pp. |
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