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| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 顧客の価値判断に基づく価格決定メカニズムの考察 |
| ― 市営水族館施設の入館料におけるPay What You Want方式の実証的研究 ― |
| 三好 純矢 岩手県立大学 総合政策学部 准教授 |
| 発行: |
| 分類:一般報告 |
| 掲載形態:要約 |
| 要約 : 交換価値に基づいて対価を得る仕組みが前提の市場取引では,企業は消費者の生活世界における価値創造に関与する成果として直接的な対価を得ることが困難であり,この点が価値共創型マーケティングの成果に関する課題といえる。本研究では,企業と顧客との価値共創の成果となる直接的な収益を獲得する方法としてPay What You Wantに注目する。顧客が認識した利用価値に応じて顧客が支払い金額を決定するPay What You Wantは課題も多くあるが,価値共創の成果につながる可能性があるため,本研究では事例として市営の水族館施設の入館料で検証した。実際に,通常の入館料よりも多くの売上を計上し,利用価値を支払い価格に反映することも一定程度達成できたと考える。本研究の議論は,企業が価値共創の成果を金銭的対価として得るための仕組みの解明に向けて示唆を提示する。 |
| 謝辞 : 本研究の執筆にあたっては,久慈地下水族科学館もぐらんぴあのスタッフの皆様,および久慈市商工観光課の皆様から多大な御協力を頂いた。ここに記して、心より感謝申し上げたい。 |
| キーワード : 価値共創 利用価値 PWYW プライシング |
| ページ : p. |
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