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第16回サービス・マネジメント研究報告会レポート「ビジット・ケース:アークテリクスのReBIRD™で考える、ケア・リペア・リユースのサービス・デザイン」 |
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テーマ:ビジット・ケース:アークテリクスのReBIRD™で考える、ケア・リペア・リユースのサービス・デザイン
報告者:室田 剛 氏(アークテリクス アフターセールス / リバード マネージャー)
ReBIRD™ サービスセンター メンバー
進 行:平田 健夫(合同会社CYKLUS 代表)
向井 光太郎(関西学院大学ハンズオン・ラーニングセンター 准教授)
日 程:2026年2月20日(金)18:30-20:00
場 所:アークテリクス 新宿ブランドストア
【報告会レポート】
アークテリクスといえば、ノースフェイス、パタゴニア、モンベルといった誰もが知るアウトドアメーカーとは少しイメージの異なる、プレミアムで都会的な雰囲気を感じる高級アウトドアブランドとして知られている、もしくはまだまだ広く知られていないかもしれない。
今回は、アークテリクス新宿ブランドストア4F「ReBIRD™ サービスカウンター」をこの日のために開放(通常は購入ユーザーのみにサービスを提供)していただき、同ブランドのケア、リペアのコンセプト、サポート内容、サービスと製品のミックスをレクチャーとハンズオン・エクスペリエンスにより目の前で学修することとなった。

アークテリクス製品の秀逸さを真に認識するならば、購入して愛用することに加えて「ReBIRD™ サービスカウンター」に同社製品を持ち込むのが一番ではある。それは、アメアスポーツジャパン株式会社アークテリクス アフターセールス/リバード マネージャー室田剛氏とReBIRD™サービスセンター長谷川裕太氏の「絶妙な掛け合い」スタイルも加えたハンズオンなレクチャーによって、アークテリクス製品の超高品質なプロダクトを意識付けられた、いや新たに認識できたからかもしれない。今回、ReBIRD™サービスセンター内にて、パッチや縫製によって機能回復を前提にリペアされた数着のアウター製品を手に取り、リペアやケアを前提にした製品開発アプローチを身体で学ぶことができたからだろう。おそらく、単に購入して使用しているだけでは深く感じられない品質を、両氏によるレクチャーによって、またリペア前提での製品作りを目と手と耳で受け取ることができた点において、このビジット・スタディは非常に有意義な機会となった。
また室田氏は、今回のセッションをアレンジ・コーディネートしてくださったCYKLUS平田健夫代表との連携プロジェクト(DO REPAIRS)にも触れ、自社1ブランドだけではなく、同業・他業種による循環型経済(サーキュラー・エコノミー)の重要性をとても熱く語られた。モノを大切に永く使っていく上では、リペアやケアは必須であるが、顧客と製品のサポートをする大切なクラフトマンがあってこそのサービスである。その貴い人材の確保と待遇と技量の継承も大きな課題だと言う。真に良い製品は、買い、使うだけでなく、ユーザーの生活や人生のあり方を考え行動するところまで影響を与えている。また、ユーザー以外の生活や人生にも変革をもたらすことも、この場で実感できたところもあり、製品・従業員・顧客・社会を融合したサービス・マネジメントのあり方をさらに究めていきたい。
また次回は、DO REPAIRSに参画する他ブランドのビジットスタディも企画する予定である。


(文責:向井 光太郎 関西学院大学ハンズオン・ラーニングセンター 准教授)

