ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
D&Iの浸透と女性活躍推進の課題 |
〜大手監査法人のプロモーション活動を題材として〜 |
松井 彩子 文教大学 経営学部 |
首藤 洋志 同上 |
田中 克昌 同上 |
発行 : 2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 企業におけるダイバーシティ経営の必要性は高まっている。しかしながら,ダイバーシティ経営の焦点のひとつである女性活躍をとっても,Global Gender Gap Reportによれば日本は諸外国と比較して遅れをとっている。本報告は,ダイバーシティ経営の中で特に女性に着目し,日本企業の中でも女性活躍のための取り組みに力を入れている公認会計士業界を対象に,女性活躍の促進に向けた現状の課題と今後の展望を対外的及び対内的プロモーション活動の視点より考察することを目的とする。具体的には,日本の大手監査法人(Big 4)を対象に,女性の活躍推進に向けた現状の取り組みを整理し,そこから見える課題と今後の展望を,6名の女性公認会計士のインタビュー調査より考察するものである。 インタビュー調査より,ダイバーシティ経営の実現へ向けた女性活躍推進の活発な活動実態が,当事者である女性公認会計士から得られた。一方,ジェンダー不平等の認識や,女性の人材流出とそれに伴う女性管理職割合の停滞などの現状も見られた。女性活躍推進活動の活発化を通した,対組織内及び対組織外への価値を明確化することが,本報告の目指すところである。 |
キーワード : Diversity & Inclusion(D&I) 女性活躍推進 プロモーション |
>一覧