ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
多様性を考慮したマーケティングの機械学習による分析 |
教育に関するマーケティングを事例に |
金城 敬太 共立女子大学 ビジネス学部 准教授 |
宮内 一 京都芸術大学 |
発行 : 2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 今日,持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)とも関連し,人々の多様性(diversity)や包括性(inclusion)が企業の様々な活動において重要になってきている。マーケティング領域でも,多様性を考慮したダイバーシティ・マーケティングが注目されている。しかし,多様性の計測の方法や,多様性に対する人々の受容など明らかでないことが多い。 そこで本研究では,仮想的な広告における多様性への受容を調査し,それらをもとにどのような要素が多様性の受容に関連するのかについて分析を行う。事例として,教育機関におけるコミュニケーションを取り上げた。このために,多様性を表す指標を新たに開発し,さらにこの多様性に対して,線形回帰や機械学習(解釈可能にする手法も含む)を用いることで,個人属性による違いや影響を与える重要な変数が何かについて分析を行った。結果として,グループワークへの参加や学力がプラスに関連していることなどが明らかとなった。こうした結果は,多様性に関する教育方法や,特定の層に対してどのようなコミュニケーションをするかへの示唆となるであろう。 |
キーワード : ダイバーシティ・マーケティング 多様性指標 機械学習 |
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