ポスターセッション

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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 
コミュニティ感覚が形成されやすい製品・ブランドの探索
ブランド・コミュニティとの同一化に関する研究の限界点の克服
市来 祐輔
大阪公立大学 経営学研究科 博士前期課程
発行 : 2023年11月20日
分類:U24ポスターセッション
報告要旨 :
ブランド・コミュニティとは特定のブランドを愛する消費者によって構成されるコミュニティである。先行研究では,コミュニティへの帰属意識はブランド・ロイヤルティや共有意図などを高めることが明らかにされている。これまで調査対象とされたコミュニティの多くは,自動車,バイク,PCなど比較的高価な製品のものであるが,現実には先述の製品以外でもコミュニティが形成されている。よって本研究では,コミュニティ感覚が形成されやすい製品やブランドを調査から確認し,ブランド・コミュニティ研究の「調査対象となる製品やブランドの偏り」という限界点の克服を試みる。
 本研究で実施した調査では,記述回答を用いて,調査対象者が関係性を知覚する製品とブランド名を確認することとした。20〜60代の2000人の男女を対象にWeb質問紙調査を実施し,データクレンジング後に有効回答数は1915件となった。41.3%の対象者がブランドへの関係性を知覚しており,その内の12.2%が当該ブランドのコミュニティの存在を知覚していた。具体的には,化粧品,菓子,酒類などこれまで注目されてこなかったブランドに関するコミュニティが確認された。
キーワード : ブランド・コミュニティ コミュニティ感覚 ブランド・リレーションシップ ブランド・コミュニティとの同一化


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