ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
地域資源を有効活用したモノづくり産業に関する考察 |
-天然素材100%貝殻焼成パウダー水溶液「SeaFect」の普及戦略- |
藤川 遼介 (株)エピテック 代表取締役 社長 |
徳田 浩一 (株)Shelltas 代表取締役 |
村野 遥 相模女子大学 学芸学部 学生 |
発行 : 2023年11月20日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 「地域振興」の大きな柱として,「地域づくり」,「地域活性」,「地域おこし」の3つ視点が重要になって来る。COVID-19の影響を受け,都市一極集中から地方分散に向けたニーズも高まって来た。このような状況の中,移住定住に向けた大きなハードルは,職環境だといえる。この数年の自粛生活から,観光業などサービス業は,外的要因に左右されるという教訓を得た。このようなことから,自ら需要のある商品を生み出すモノづくり産業こそ,地方部の経済活性の鍵になると考えられる。 当研究は,貝殻焼成パウダーを水溶液化し,天然素材100%で作られた「SeaFect」を題材に産業廃棄物の有効活用について考察する。「SeaFect」は,除菌や消臭などに優れた水溶液である。大きな特長は,強アルカリであるものの天然素材100%商品のため,除菌同等のpHをもつ薬品のように皮膚のタンパク質を溶解させる商品とは異なり,皮膚刺激がほとんどない安心安全なことである。現在は,農林水産業分野での活用や美容業界での活用など様々な領域での応用研究が進んでいる。 当研究は,「SeaFect」のような地域資源の有効活用モデルが,新たな地域活性に結びつく可能性があるのかという視点で考察を行う。 |
キーワード : SDGs 地方創生 地域資源活用 モノづくり SeaFect |
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