ポスターセッション

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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 
「甘い恋」という概念メタファーが甘い食べ物の摂取意向に及ぼす影響ー恋愛刺激の量に着目してー
今野 息吹
慶應義塾大学商学部 学生
飯島 駿介
同上
伊東 大志
同上
臼井 空
同上
加藤 瑞樹
同上
國吉 慶祐
同上
中越 栞莉
同上
長谷川 萌々子
同上
山田 万由子
慶應義塾大学商学部 学生
発行 : 2023年11月20日
分類:U24ポスターセッション
報告要旨 :
既存研究によれば,恋愛を高次レベルで解釈する人は,恋愛刺激を受けた時に同化効果が生じるため,甘い食べ物を選択する傾向にある一方,恋愛を低次レベルで解釈する人は,恋愛刺激を受けた時に対比効果が生じるため,甘い食べ物を回避する傾向にあるという。しかし,この主張においては,恋愛刺激の量が考慮されていない。本論は,恋愛刺激の量が,恋愛解釈レベルと甘い食べ物の選好の関係に及ぼす影響を探究する。実験の結果,恋愛を高次レベルで解釈する人は,少量の恋愛刺激を受けた時に同化効果が生じるため,甘い食べ物を選択する傾向にある一方,多量の恋愛刺激を受けた時は,心理的甘さ及び生理的甘さに満足するため,甘い食べ物を回避する傾向にあることが示された。また,恋愛を低次レベルで解釈する人は,少量の恋愛刺激を受けた時に対比効果が生じるため,甘い食べ物を回避する傾向にあり,多量の恋愛刺激を受けた時は,心理的甘さ及び生理的甘さに満足するため,甘い食べ物を回避する傾向にあることが示された。企業は,甘い食べ物の消費を促進するために,恋愛刺激を含む広告を行うべきであるが,恋愛刺激の量が多くなりすぎないように注意すべきである。
キーワード : 概念メタファー 同化効果・対比効果 解釈レベル理論


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