ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
東京の街の「個性」と訪れる人々の購買意識 |
後藤 一矢 一橋大学 商学部 学生 |
今村 俊太郎 同上 |
発行 : 2023年11月20日 |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : 表参道は「おしゃれな」街,渋谷は「賑やかな」街,六本木は「お金とラグジュアリーブランドで満たされた」街など,誰が決めたわけでもないが,一般的に人々は街に対する共通のイメージを抱いている。本研究では,東京都内の特定の街に訪れる人々の購買意識と,その街が持つ個性との間に存在する関係性を実証的に明らかにすることを目的とする。具体的には,生活者の意識・態度や製品の所有状況等を多角的に捉えたACR/exデータを用いて,東京都内の37の街を,休日に訪れる人々の購買意識との関係性を基に,6つのクラスターへの分類を試みた。このクラスター分析の結果に加えて,それぞれの街の商業施設や立地について質的な考察を行い,どのような購買意識を持った人が,なぜそこの街へ買い物に出かけるのか,その結果それぞれの街に対するイメージがどのように形成されていくのか,について論じる。本研究は,既存の街のイメージが形成されるメカニズムに迫ることで,ニュータウンのブランディングや,あるいは街のリブランディングの際のポジショニングの在り方を考える際の一助となることを期待する。 |
キーワード : 街 ブランディング クラスター分析 |
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