ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
ライフエンディング消費の動機についての探索的検討 |
高橋 望 株式会社クロス・マーケティング |
水師 裕 国士舘大学 准教授 |
発行 : 2023年11月20日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 我が国が多死社会を迎えている今,ライフエンディングに関する消費(例:終活)が活性化し,ライフエンディング市場が形成されている。しかしながら,マーケティング研究の流れにおいて,なぜ消費者がライフエンディングの消費を行うのかの解明に乏しい。これを受け,本研究では,ライフエンディングに関する消費行動を「生前消費」(本人の死以前の期間に行われる消費行動)と「死後消費」(本人の死以降の期間に行われる消費行動)に2区分した上で,特に前者に注目し,検討を行った。 具体的には,ライフエンディングに関する生前消費を「死に備える消費」ととらえ,その動機を探ることを目的とし,動機たりうる欲求を「誰のために」「いつのために」という2側面から測定し,検証した。 この結果から,現状の「終活」消費を支えている心理的欲求が特定され,合わせてライフエンディング消費における,特に生前消費の今後を展望する上で注目すべき欲求が明らかになった。 |
キーワード : ライフエンディング 終活 多死社会 |
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