ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
ブランドに対する裏切り感が消費者の認識は、彼らの敵意とボイコット意図にどのように影響し、その影響は消えるのか? |
消費者が企業の非倫理的行動 (CSI)の認識された深刻さとコスモポリタニズムの役割 |
ZHONG PING 立命館大学 経営学研究科 博士後期課程 |
発行 : |
分類:一般報告 |
報告要旨 : グローバリゼーションの進展に伴い、国々の間で文化的な対立や市場競争が激化し、ファッション企業が道徳基準や顧客関係を維持する上で様々な課題を引き起こしている。 このような背景から、本研究では、消費者が企業ブランドに対して感じる裏切り感と将来のボイコット意図との関係を検討するために、ファッション企業に対するアニモシティ、企業の非倫理的行動の認識された深刻さ、そしてコスモポリタニズムといった変数を組み合わせた実証モデルを開発した。 本研究は、700人以上の中国のファッションブランド消費者を対象としたオンライン調査によって収集したデータを用い、階層的多重回帰モデルを採用して二元と三元配置分散分析によって検証した。 それにより、消費者の裏切り感が、将来のボイコット意図に影響を与えるアニモシティにつながることを明らかにした。さらに、企業ブランドへの裏切り感とファッション企業に対する敵意との関係における消費者のコスモポリタニズムおよびCSIの認識された深刻さの調整効果も示され、既存の文献やグローバル企業の経営戦略に貢献することができると考えられる。 |
キーワード : 消費者不買行動 ブランドに対する裏切り感 企業の非倫理的行動 ファション産業 アニモシティ、コスモポリタニズム |
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