ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
会社内の仕組みづくりは従業員のエンゲージメントに影響を与えるのか? |
中山 大樹 近畿大学 産業理工学部 学生 |
金子 菜々 同上 |
松田 二南 同上 |
発行 : |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : 本研究では、会社内の仕組みづくりが従業員のエンゲージメントに与える影響を検証している。具体的には、仕組みをSimonsが提唱したマネジメント・コントロールの2つのコントロール・レバー、すなわち境界コントロール(組織の行動規範を示すことで組織成員の行動に一定の制限をかけるコントロールシステム)と双方向コントロール(戦略面での不確実性が高い状況における議論のための枠組みをマネジャーが部下に提供するコントロールシステム)と定義し、それらが従業員の仕事のパフォーマンスを引き上げ、エンゲージメントを高めるのかについて、パス解析を用いて明らかにした。30代から50代の社会人を対象としたアンケート調査を分析した結果、境界コントロールが仕事のパフォーマンス向上を介して従業員のエンゲージメントを高めること、双方向コントロールが人間関係を媒介して仕事のパフォーマンスを向上させることが明らかとなった。また、心理的安全性のエンゲージメントに対するポジティブな効果についても確認された。 |
キーワード : マネジメント・コントロール 心理的安全性 従業員エンゲージメント |
>一覧