ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
サスティナブルに長く使える就活ファッションの開発~就活生と企業のギャップを明確化 |
ファッション視点で自由で多様な就職活動へのアップデート |
高橋 千枝子 武庫川女子大学 経営学部 教授 |
発行 : |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 創造性や個性が重視される時代に就職活動では没個性や画一性に縛られる現実,SDGs時代に就活スーツは就職活動期間しか着ない不経済性に問題意識を持ち,働く女性向けブランド「kay me」と連携し,就活女子学生側および採用企業側の就職活動および就活ファッションに関する考え方をアンケート調査し,双方のギャップを明らかにした。就活ファッションでは学生側がデザイン・カラー・バッグ・髪の色など保守的な考えを持つのに対して,企業では一定の許容度があり,就活ファッションより地頭力を見ており,業界別での違いがあった。学生側は若く働ける環境や社会貢献より,長く働ける職場環境を重視していた。また就活後も長く就活スーツを着たい意向があることもわかった。インタビューやアンケート結果をもとに就職後も着れるサスティナブルスーツを開発した。就職後にも活用できる新アイテムとともに,ボタンの付け替え,大きなスマホが入るポケットなど学生のアイディアを取り入れた。本報告ではファッション視点で自由で多様な就職活動へのアップデートを提言する。 |
キーワード : 就活ファッション サスティナブル 産学連携 |
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