ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
オムライスの盛り付けに対する消費者評価 |
ラフ集合によるアプローチ |
滝口 沙也加 宮城大学 准教授 |
佐久間 泉希 元昭和女子大学 |
清野 誠喜 昭和女子大学 教授 |
発行 : |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 食品・料理の評価・選択には視覚情報が重要で,料理を美味しくみせるためにも“盛り付け”が大きな役割を果たす。本研究は,オムライスの盛り付けに対する消費者評価を明らかにする。方法は,オムライスの盛り付けサンプル(写真)を収集し,SD5段階尺度による評価調査を実施し,ラフ集合分析による解析を行った。 結果は以下の通りである。(1)「美味しそう」と評価する盛り付けは,男性は<ケッチャプソース>を中心に,<オムレツがライスに乗る><白色の皿><(添え物)なし>の組み合わせである。女性は<ケチャップソース><(添え物)サラダ>の重要性が高い。(2)「写真映え」する盛り付けは,男性ではソース(<ケチャップソース><デミグラスソース>)を重視している。女性では<ケッチャプソース>を中心として<オムライスがライスに乗る><(添え物)サラダ>との組み合わせ,さらに<暗色の皿>と<丸い皿><(添え物)サラダ>の組み合わせ,となる。(3)男女とも<ケチャップソース><オムレツがライスに乗る>から「美味しそう」「写真映え」を評価する。さらに女性では<丸い皿><暗色の皿><(添え物)サラダ>が重視される。 |
キーワード : 盛り付け 消費者評価 ラフ集合 |
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