ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
アップサイクル商品の社会浸透に向けた考察 |
-天然素材100%海洋性カルシウム「SeaFect」の普及戦略- |
藤川 遼介 (株)エピテック 代表取締役 |
徳田 浩一 (株)Shelltas 代表取締役 |
村野 遥 相模女子大学 学芸学部 学生 |
発行 : |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 世界中で注目度が増しているサーキュラーエコノミーは,日本の地域振興において重要な概念である。その理由は,島国である日本は,海・山の天然資源を豊富に活用できるからである。これらの天然資源の有効活用は,新たな産業を生み出す可能性を秘めている。 当研究は,産業廃棄物のアップサイクルから生まれた天然素材100%海洋性カルシウム「SeaFect」の普及戦略を題材とする。「SeaFect」は, 天然素材100%の安心安全な商品であり,除菌・抗菌・油脂分解・一部の消臭などに優れた商品である。主な特長は,強アルカリにも関わらず皮膚刺激がほとんどない点やスーパーオキシドラジカルが長期間に作用する点などがあげられる。現在,「SeaFect」は,これらの特長を活かし,農業・コスメ・サプリメント・アパレル素材など多岐に渡る分野から注目されている。このような成果に繋がった理由は,商品販売に力を注ぎ始める前に研究機関と効果効能に関するエビデンスを固めたからである。現在は,海外からの共同研究の話も持ち上がっている。 このような背景を踏まえ,当研究は,「SeaFect」の事例を参考にアップサイクル商品が,社会に浸透していくための戦略に関する考察を行う。 |
キーワード : サーキュラーエコノミー SDGs 地方創生 アップサイクル バイオスティミュラント |
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