ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
テキスト分析を用いた中日観光客の地域イベントに対するイメージ感知の比較研究 |
瀬戸内国際芸術祭を例に |
GONG Haoran 新潟大学自然研社会システム工学課程 |
発行 : |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : 本研究は主にSNSを活用し、日本人と中国人が感じた観光地イメージ(Tourism Destination Image:TDI)の比較評価に取り組む。ポストコロナ時代において、観光業は地域活性化の主要な柱となり、外国人観光客との結びつきが一層強まると考えられる。このような背景の中、日本人と外国人が抱く観光地のTDIの違いを明確にすることは、観光振興や文化交流、さらには地域活性化において有利に働くと期待される。 TDIに関する先行研究を確認したところ、Beerli&Martin(1999)は、心理学分野の認知―感情理論(Cognitive-Affective Processing System :CAPS)を基に、TDIを「認知イメージ(CI)、感情イメージ(AI)、総合イメージ(OI)」の三側面で評価する手法を提案した。本研究でもこの理論を適用し、「CI-AI-OI」の評価モデルを構築し、瀬戸内国際芸術祭における観光地イメージの分析を行う。さらに、本研究ではCIとAIをより詳細に把握するため、自然言語処理モデルであるBERTを用いてデータ解析を行い、認知イメージの評価尺度の作成を目指す。この手法を用いることで、より正確的な尺度の作成が可能となり、TDIの描写精度も向上する。 |
キーワード : テキスト分析 観光イメージ 中日対比研究 自然言語処理 |
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