ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
どうしてオリジナルなものが作れると人は満足するの? |
ビュッフェスタイルに着目したセルフカスタマイズ研究の拡張的観察 |
富岡 真弘 名城大学 経営学部 学生 |
柴田 愛沙 同上 |
堀 瑠南 同上 |
世古口 玲麻 同上 |
長嶋 美伽 同上 |
黒木 莉琉 同上 |
発行 : |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : 本研究の目的は,「セルフカスタマイズ」分野で十分に検討がされていないビュッフェスタイルを対象に,顧客満足向上のメカニズムを解明し,セルフカスタマイズ研究を拡張することである。セルフカスタマイズとは,消費者自身が好みに合わせて製品をカスタマイズしようとするプロセスを指す。セルフカスタマイズの顧客満足を高める要因に「楽しさ」と「効率」があり,体験から得られる「楽しさ」が「効率」よりも大きな影響があることが指摘されている(Collier & Barnes, 2015)。よって,本研究ではビュッフェスタイルにおけるセルフカスタマイズによる楽しさが,顧客満足を高める要因であると推測する。さらに,セルフカスタマイズ研究では,顧客参加に関する探究が不足しているため顧客参加の度合いによる違いを分析する。顧客が積極的に活動に参加することで,快適な体験が生まれ,顧客満足度が向上することが示されている(An & Han, 2020)。したがって,本研究では,顧客参加の程度が楽しさや顧客満足にどのように影響するかを探求し,モデルを構築することでセルフカスタマイズ研究の拡張を図る。 |
キーワード : セルフカスタマイズ 顧客参加 価値共創 顧客満足 快楽的価値 |
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