ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
アウトレットモールの経営戦略 |
ーあみプレミアムアウトレットと三井アウトレットモール木更津の事例検証ー |
岡野 和史 千葉工業大学 社会システム科学部 学生 |
佐藤 貴章 千葉工業大学 社会システム科学部 研究生 |
新谷 幸弘 千葉工業大学 社会システム科学部 教授 |
発行 : |
分類:一般報告 |
報告要旨 : アウトレットモールは複数の直接販売店舗が集積したショッピングモールで、現在日本に32店舗ある。日本国内では地域や立地によってアウトレットモールの閉業や業態転換が課題となっている。本研究では経営の安定化を図るために売り上げを寄与する要因を明らかにする。まず、年間の売上高に対する影響度を可視化するために回帰分析を行った。結果から売り上げに対して影響度が高い物としては、衣類やブランド品の割合が大半を占めている。だが、これらの店舗が本当に売上向上に繋がる要因なのかは不明である。もしかすると売上に影響している要因としては、衣類やブランド品の店舗以外の要因が売上向上に繋がる宣伝効果があるのではないかと考えた。そこで、あみプレミアム・アウトレットとアウトレットモール木更津で回帰分析で低相関だった飲食店、ペット、キッズ用品に仮設を置きアンケート調査を行った。アンケート結果からどの項目も広告宣伝効果があるという結果を得ることができた。今後の更なる市場の拡大や売上向上を目指す上でも、売上への直接的な影響度が低い要因に対しても目を向ける事で新たなマーケティング戦略などが見えてくるのではないかと考察された。 |
キーワード : アウトレットモール 売り上げ 要因分析 |
>一覧