ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
便益遅延型製品における制御焦点と色彩の訴求効果に関する研究 |
Z世代を対象としたスキンケアのPOP広告に着目して |
浅野 初妃 近畿大学 経営学部 学生 |
金光 浩輝 同上 |
吉田 彩桃 同上 |
吉田 実穂 同上 |
発行 : |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : Z世代における購買意思決定の特徴として,ジェンダーロールのような社会的に期待されている役割に縛られることなく行動する消費者が多い傾向にある。実際に、日傘を携帯したり,スキンケアに関心を持ったりするZ世代の男性も増えてきている。企業のマーケティング活動においても,このようなZ世代の特徴を踏まえた顧客接点でのコミュニケーションが求められる。 そこで本研究では,商品紹介POPを広告刺激に設定し,既存研究においてサービスに着目して議論されてきた便益遅延性を手がかりとしながら,有形要素が高い製品カテゴリーである男性向け日焼け止めを対象として,制御焦点及び背景色の濃淡が購買意思決定に及ぼす影響を検討した。 広告メッセージ文で訴求する制御焦点に加えて,視覚的重さを感じさせる背景色の訴求効果に関する仮説を設定して,条件を統制したシナリオを用いたオンライン実験を実施した。実験の結果から,Z世代の心に刺さるPOP広告の訴求メッセージについて,効果的な表現やアプローチの方策を明らかにした。 |
キーワード : 便益遅延性 制御焦点 感覚マーケティング POP広告 Z世代 |
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