ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
小学生に向けたデザイン思考の教育法確立 |
マクナーニ 咲来 一橋大学 商学部 学生 |
愛川 優 一橋大学 商学部 学生 |
辻川 菖太郎 一橋大学 商学部 学生 |
発行 : |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : デザイン思考とは,クリエイティブなアイデアを生み出すのに効果的であると言われている思考法の一つである。本研究は,デザイン思考教育の対象を,固定観念が身につく前で,より創造性を発揮できると予想される小学生へと拡大し,その結果から,児童期の子どもたちが主体的に物事を考え,学ぶことのできる教育法を考案することを試みる。2024年に国立市・北秋田市で実施した授業においては,児童らが意欲的に学習に取り組む様子が確認された。小学生からは特に,お題に対して自由な発想を沢山行うことを求める「アイデア」と,実際に材料を工作してアイデアを形にする「プロトタイプ」に対して好意的な意見が寄せられた。保護者からも肯定的な意見を多く頂き,親子を対象にした授業の実施も検討している。今後は,自治体と協働し長期カリキュラムを実現する,企業と提携し実際の製品開発を行う,アイデアや積極性に対する評価基準を定めるなどして研究の改善に取り組む予定である。PBLとして下の学年に引き継ぐことで長期で研究を実施できるようにし,また企業との連携によって,自分のアイデアが形になる経験による自信を児童に与えることができると予測している。 |
キーワード : デザイン思考 教育 課題解決 |
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