ポスターセッション

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　日本マーケティング学会カンファレンス・プロシーディングス Vol.13　

授産製品事業の持続可能性に影響を与える要因の考察

北村光暉
新潟大学大学院自然科学研究科博士前期課程

発行：

分類：U24ポスターセッション

報告要旨：
本研究は,障害を持つ方々の社会参画を支える授産製品事業の持続可能性を向上させる要因を特定することを目的として取り組むものである。ノーマライゼーションの理念を基盤とし,障がい者雇用を取り巻く環境は法整備や社会的理解の変化とともに進化してきた。しかし,特に障がい者が従事する授産製品事業においては,賃金の低さや事業運営の効率性など,多くの課題を抱えているのが現状である。これらの課題は,事業体の内部的な要因だけでなく,外部的な社会的要因や法的制度,さらには経済的な環境の影響も複合的に絡み合っている。
本研究では,以上のことに鑑み,新潟県内の授産製品事業体を対象にアンケート調査を実施し,事業の実態を多角的に分析する。具体的には,経済的持続可能性,運営的持続可能性,社会的持続可能性の3つの視点から授産製品事業を捉え,それぞれの持続可能性に関連する要素を明確にすることを目指す。また,これらの要素がどのように相互に影響し合い,授産製品事業の全体的な持続可能性に貢献しているかを共分散構造分析を用いて解明する。
調査結果に基づき,持続可能な授産製品事業の仕組みの構築に向けた知見を提供する。

キーワード：授産製品事業　障がい者雇用　共分散構造分析　社会的企業

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