ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
プロフェッショナル・サービス・ファームにおけるブランディング戦略とリーガル・テクノロジーに関する考察 |
~法律事務所を中心として~ |
大西 圭太郎 立教大ビジネスデザイン研究科博士前期課程 |
発行 : |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 法律事務所に焦点を当て、プロフェッショナル・サービス・ファームにおけるブランディング戦略とリーガル・テクノロジー(以下、リーガル・テック)について、弁護士業界の現状と併せて考察する。 そもそも、日本の法律事務所に関する研究は数が少なく、法律事務所のブランディング戦略について論じられた文献はほとんど存在しない。そこで、Kevin Kellerのブランド・エクイティ理論を用い、法律事務所が行っているブランディング戦略についての考察を行った。 また近年、チャットGPTやAIを用いた契約書のチェックなど、AI技術の発展により、民間企業が提供するリーガル・テックのサービスが企業法務や法律事務所の業界において普及してきた。しかし、弁護士法第72条などでは、非弁護士による法律事務の取扱いが刑事罰をもって禁止されている。この部分について、法務省の見解や、実際にアメリカで発生したリーガル・テックに関する訴訟事例を紹介し、リーガル・テックの活用について考察する。 本研究は、弁護士や企業の法務部門に限らず、プロフェッショナルとして活動する組織や個人に対しても示唆を与えるものであると考える。 |
キーワード : プロフェッショナル・サービス・ファーム(Professional Services Firm) ブランディング戦略(Branding Strategy) リーガル・テクノロジー(Legal Technology) 弁護士業界(Legal Industry) 法律事務所(Law Firm) |
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