ポスターセッション

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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 
シン日本型マーケティングのシン
ミキモトのグローバル・マーケティングを支えた海外企業
杉林 弘仁
関西国際大学 経営学部 教授
発行 : 2024年12月17日
分類:一般報告
報告要旨 :
日本型マーケティングの「シン(新)」にあたる部分に対して,マーケティング概念なき時代に明治商人が,市場を読み,開発してきた独自のマーケティングがある。本研究は,国内の事業から海外市場を開発してきた明治商人のグローバル・マーケティングにあてて,日本型マーケティングの「シン(芯)」をみることができないかという試みである。
明治期に森村組,大倉組,山中商会,高島屋のような商人が直接先進国市場に乗りだしている。現地企業の支援がなければグローバルな支店展開は困難であるが,海外の現地企業との活動はあまりわかっていない。明治期にミキモトはロンドンでデビアスの流通を見て参考にしていた。 
海外市場でどのような企業がミキモト・ブランドをサポートしたのか,また,それらの企業はどのような関係のもとに市場を塗りかえていったのかを調査中である。残念ながら,企業の糸口を見つけてもその先に進めない,大海の盥舟の心境である。途中経過であるが,今回のセッションの出会いで,個別企業の調査ながらグローバルな発展過程に,戦前の他の日本企業との比較となるべきマーケティング要素を見い出すヒントが得られないかと考えている。
キーワード : グローバル・マーケティング ブランド マーケティング史


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