ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
”正直な商品説明”が 消費者の行動や態度に与える影響の解明 |
堤 愛莉 中央大学 商学部 学生 |
石川 優太 同上 |
徃見 悠平 同上 |
小栗菜摘 同上 |
発行 : |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : 近年においては企業や製品にとって不都合、短所となりうる製品特徴でも包み隠すことなく消費者に説明している企業や製品が多く見受けられる。また、先行研究でも「消費者の利益を最優先に考えていることが知られると、消費者からの信頼を大幅に高める(Mansur 2024)」ことや、「誠実さは企業に対する消費者の信頼を高める中心的な決定要因である(Yi 2005)」ことが判明している。このような傾向を踏まえて、消費者に対して正直であることは消費者の態度・行動に影響を与えるのかという問いを立てて研究した。初めに企業、製品が正直な説明を行うことが消費者に好影響を与えることを明らかにした。また、不都合、短所となりうる製品特徴を原因別、伝達する距離別に細分化しマトリックス化して分析を行った。本研究における実務的意義は、未解明な部分が多い正直な説明をすることによる消費者の行動や態度に与える要因や影響を解明することで将来的に企業のマーケティング戦略やリスク回避などの一助になりうる。 また、正直な説明における先行研究が少ないことから本研究にて新たな知見を提供する点に本研究の学術的意義がある。 |
キーワード : 正直 態度 購買意欲 |
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