ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
感性による市場細分化へ向けてのライフスタイル概念の検討 |
「見えないセグメント」を明らかにするために |
高木 多恵 高崎商科大学 商学研究科 修士課程 |
発行 : |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 日本のマーケティング実務において「草食系男子」「マイルドヤンキー」などライフスタイルや価値観によって分類する造語が生み出され、ことばを通じた市場創造が行われている。これらは各々の嗜好やライフスタイルにマーケターが名前を付けることによって現れる、存在しているが見えていないセグメントである。このような「見えないセグメント」は、近年の価値観の多様化によって更に重要になる。価値観の多様化は「嗜好」のみならず、幸福や苦悩も人により様々である。マーケティングとは「勝手に商品が購入されるような仕組み作り」を指しており、現在は価値のある物の提供活動全般を指している。しかし、価値観が多様化している今、価値がある物とは何か更には人々が価値を見出す理由も多様化している。 価値観や嗜好によるマーケティングのシステム概念の古典の一つであるLazer(1971)による「ライフスタイル概念」の現代的意義の検討を行う。更に、最新の価値観やライフスタイルの測定方法、及びAI、工学、医学の世界で進む「感性」や「美感」「嗜好」の測定や分類に関する研究の整理を行う。 |
キーワード : 価値観 ライフスタイル 市場細分化 AI |
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