ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
二種類の消費 |
購入意思決定にはそれぞれ何が作用しているのか |
道免 秋希 国士館大学 経営学部 学生 |
本田 晴陽 同上 |
川村 悠太 同上 |
発行 : |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : 私たちの日々の消費行動には様々な側面が存在するが,その中でも購買を決定づける要因として「購買意思決定」が挙げられる。本研究では、購買意思決定を主観的か客観的かという軸で二分化し,それぞれ「主観的消費」および「客観的消費」と定義づけた。先行研究によると,消費を通じて幸福を追求するマテリアリスト(物質主義者)が存在し,消費行動における幸福感の追求という主観性と購買意思決定は密接な関係にあるとされている。このように,主観的消費の際の意思決定には,自身の欲望(例:幸せになりたいという願望)が影響を与えている一方で,客観的消費の際には,何が意思決定に影響を与えるかは明らかにされていない。そこで本研究では主観的消費と客観的消費の両者を明確化し,特に客観的消費の意思決定に何が作用しているのかを分析することを目的とした。分析の結果,客観的消費には、文化や日本人特有の特性が影響を与えていることが確認された。これを基に,購買意思決定プロセスにおける主観的消費と客観的消費の違いについて考察を行った。 |
キーワード : 主観的消費 客観的消費 購買意思決定 結婚式 |
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