ポスターセッション

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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 
日本酒に対する購買行動プロセスにおいて損失回避性が消費者の意思決定に最も影響を与える段階の検証
田邉 和奏奈
東京理科大学 経営学部 学生
発行 :
分類:U24ポスターセッション
報告要旨 :
本研究では,日本酒に対する購買行動プロセスにおいて損失回避性が消費者の意思決定に与える影響について,その影響が最も顕著になる段階を明らかにすることを目的とする。損失回避性とは,村田・森若(2010)が示したように,Kahneman,Tversky(1979)が提唱したプロスペクト理論を構成する価値関数の性質の1つであり,損失は同額の利得よりも強く感じられることからそれを回避しようとする性質であると定義する。損失回避性を刺激するマーケティングは多数行われているが,本研究では,新酒やひやおろしなど季節限定酒や特定の地域のみで販売される地域限定酒の存在から限定性が働きやすいと考えられる日本酒を対象とし,店頭で行われる販売促進方法において「数量限定」「期間限定」といった商品の限定性の直接訴求によって働く損失回避性が,購買行動プロセスの各段階でどのように影響を与え,特にどの段階でその影響が最も強く現れるのかを調査する。本研究は,マーケティング戦略の立案や消費者行動の理解に貢献し,特に損失回避性が顕著に影響を及ぼす段階を明らかにすることで,より効果的な販売促進方法の提案が可能になると考えられる。
キーワード : 日本酒 損失回避性 限定性 購買行動プロセス


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