ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
産学連携推進における連携協定締結の可能性 |
大学の広報効果の観点から |
本下 真次 岡山理科大学 経営学部 准教授 |
林 恒宏 岡山理科大学 経営学部 准教授 |
発行 : |
分類:一般報告 |
報告要旨 : わが国において産学連携やオープン・イノベーションの機運は高まり続けている。また,少子化が進む中,地域における大学の役割は,高等教育機関としてはもとより,地方創生の観点でも行政,産業界からの期待が高まっている。令和元年6月に閣議決定された成長戦略においても「組織トップが関与する『組織』対『組織』の本格的な産学官連携の推進」が示された。 大学等の革新的な研究成果を広く社会実装し,産業化を図るべく,国や自治体による補助金や様々な支援策が導入されている昨今である。しかしながら,企業と大学の連携における課題は多い。その一つは短期的な成果が見えにくいことである。 本研究では大学と企業,協会との連携協定締結の事例研究を行い,大学の広報効果に絞った考察・分析をもとに,理論的・実践的な示唆を仮説的に構築した。大学が主体的に産学連携を推進する上で,大学内においてその意義の理解や気運を醸成するプロセスとして,連携協定の広報効果を示すことは極めて重要である。 |
キーワード : 産業創出 オープン・イノベーション 地域連携 広報 人材育成 |
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