ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
空間の照度と解釈レベルの関係性 |
村田 歩夢 早稲田大学 商学部 学生 |
金澤 亜未 同上 |
坂下 夕海 同上 |
志賀 弘武 同上 |
寺田 真菜 同上 |
初本 紗夏 同上 |
発行 : |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : 本研究では,空間の照度と解釈レベルの関係を検討することにより,広告効果向上に寄与する方法を明らかにしていく。解釈レベル理論に関する先行研究においては,モノクロ画像や適度な雑音によって,解釈レベルが高次へと導かれることが示されており,そのメカニズムとして情報処理の困難さが高まる点が提示されている。これらの知見に基づくと,照度が低くなり,対象の情報処理が困難になれば解釈レベルが高まると考えられる。また,別の先行研究においては,消費者の解釈レベルと適合した広告が高く評価されることが指摘されている。従って,照度が低い環境においては,高次の解釈レベルに基づく広告が高く評価されると予想できる。そこで,本研究においては,照度の異なる環境で広告を提示し,空間の照度と消費者の解釈レベルの関係を把握する。そのうえで,高次と低次の解釈レベルそれぞれに基づいた広告と環境の照度との組み合わせが広告評価にどのように影響するかを検討する。本研究の知見により,広告への接触環境と広告内容との適合性を高め,広告効果の向上に寄与することができると考えている。 |
キーワード : 照度 解釈レベル理論 広告評価 |
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