ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
サードウェーブコーヒー文化のグローバル展開と地域適応 |
−「MORNING GLASS COFFEE + CAFE」と「ERIC ROSE」を事例に− |
丹羽 悠太 東京理科大学 経営学部 学生 |
発行 : |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : 本研究は,スターバックス創業メンバーの一人であるエリック・ローズ氏が手掛ける「MORNING GLASS COFFEE + CAFE」(ハワイ)と「ERIC ROSE」(日本)という二つのカフェブランドを通して,サードウェーブコーヒー文化がグローバルに展開しつつも,各地域の文化にどのように適応しているのかを明らかにすることを目的としている。 サードウェーブコーヒーとは,アメリカでの第三次コーヒー文化のことであり,コーヒー豆の品質や生産プロセス,バリスタの技術に重点を置く文化として,持続可能な生産への関心とともに世界的に広がりを見せている。 本研究では,文献調査やインタビュー,実地調査ならびに空間デザインの分析を通して,両ブランドの戦略や顧客体験の質,ローカル文化との結びつきを検討し,サードウェーブコーヒーの地域文化適応における成功要因を明らかにする。 今後,サードウェーブコーヒーの文化はさらなるグローバル展開が見込まれるが,その過程で地域文化にどのように適応し,持続可能な発展を遂げるかが重要な課題となる。本研究は,この地域適応における成功事例から,今後のカフェブランド戦略の方向性に示唆を与えるものである。 |
キーワード : サードウェーブコーヒー ブランド戦略 カフェ コーヒー 地域ブランディング |
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