ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
観光動機に基づく小規模銭湯のインバウンド需要取り込みに向けたマーケティング施策の検討 |
佐藤 廉士郎 東京理科大学 経営学部 学生 |
発行 : |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : 本研究は,小規模な銭湯が外国人観光客の観光動機を的確に捉え,効果的なマーケティング施策を通じてインバウンド需要を取り込む方法を探ることを目的とする。特に,日本文化への興味や地元体験を求める観光動機に焦点を当て,銭湯が提供する地域文化や独特な体験がどのように外国人観光客のニーズと結びつくかを分析する。 近年,日本への外国人観光客が増加する一方で,銭湯などの小規模娯楽施設は,経営資源が限られているために積極的なインバウンド対応が出来ず,その恩恵を十分に享受していない。しかし,地域密着型の文化体験を提供できる銭湯は,インバウンド需要を取り込む潜在的な可能性がある。 今回の研究では,文献調査を通じて観光動機に関する理論を整理し,さらに外国人観光客を対象にインタビュー調査を行い,銭湯を訪れる際の具体的な動機や期待を分析する。これらのデータに基づき,銭湯のマーケティング施策を検討する。 本研究の成果として,外国人観光客の動機を踏まえたマーケティング施策が明確化され,小規模銭湯がインバウンド需要を取り込み,持続的な経営の実現に寄与することが期待される。 |
キーワード : 観光動機 インバウンドマーケティング 地域文化 |
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