ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
組織の創造性向上を目的とした個人属性データを活用する組織文化と実現のための仕組みの検討 |
リチュアルデザインを通じた組織文化のシンボル構築と創造性支援のアプローチ |
本島 侑 武蔵野美術大学院造形構想研究科修士課程 |
発行 : |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 本研究では、組織の創造性向上を目的とし、個人属性データを活用する組織文化の特性とその具体的な形成方法手段の提案を行う。テクノロジー発展やビジネス環境の変化により、多くの企業でイノベーションなどAIに代替されない人間ならではの創造性の高い業務や組織自体の創造性向上が強く求められている。当研究では組織ならびに個人の創造性向上の方法として個人属性データの組織活用に着目し、成功企業の事例を基にどのような組織文化や仕組みが形成されているか調査を行なった。調査の結果、成功企業では共通した組織文化形成の仕組みが確認できたが、これらの組織文化は時間をかけて象徴となり社員の行動を変化させるに至っているため、仕組みの適用のみでは同様の組織文化形成が難しいという課題が浮き彫りとなった。今回はこの時間的制約を乗り越える方法としてリチュアルデザインを用いた組織文化形成を提案する。具体的には組織で即時的に実施できるリチュアルデザインアイデアと組織内で独自のリチュアルデザインを作成する方法によって、課題である人の心的変化も含めた組織文化形成の仕組みを提案する。 |
キーワード : イノベーション 創造性 組織文化 デザイン リチュアルデザイン |
>一覧