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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| SDGsの情報は消費者のスイッチングに影響を与えるのか耐久消費財別の比較分析 |
| 地球に優しく、ついでに買い替え |
| 古賀 亮一郎 近畿大学 産業理工学部 学生 |
| 奈木野 紅羽 同上 |
| 行本 弥生 同上 |
| 廣瀬 優真 同上 |
| 発行 : |
| 分類:U24ポスターセッション |
| 報告要旨 : 本研究では,商品選択において消費者が他の商品へ乗り換える意思(スイッチング意向)に対し,SDGs情報がどのような影響を与えるのかを検証した。具体的には,企業が商品に環境配慮に関する情報を表示する場合と表示しない場合とで,消費者が従来使用していた商品からSDGs情報を含む商品へスイッチするかを調査した。さらに,SDGs情報の効果が消費財と耐久財で異なるか,商品の好感度や企業イメージへの影響についても検証した。調査は,20~60代の男女206名を対象としたアンケートにより実施した。分析の結果,SDGs情報は既存商品からのスイッチング意向を高める効果があり,特に耐久財では企業イメージを高める傾向が見られた。企業イメージとスイッチング意向との間には正の関係があり,この関係は環境意識の高低によって変化することも確認された。本研究は,SDGs情報の効果を商品カテゴリや環境意識と併せて明らかにした点で新規性があり,企業のマーケティング戦略や持続可能な消費促進に資する知見を提供する。 |
| キーワード : 消費者行動 ロイヤリティ 環境意識 スイッチング・コスト 耐久消費財 |
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