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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 「感謝行動」による組織活性化に関する一考察 |
| 「感謝行動」が「関係性の質」に与える影響と「感謝行動」促進型施策導入・定着要因の探索 |
| 白石 行秀 立教大学院ビジネスデザイン研究科修士課程 |
| 発行 : |
| 分類:一般報告 |
| 報告要旨 : 私は,25年以上の社会人経験を通じ,戦略や制度が整っていても組織が円滑に運営されない場面を多く見てきた。現場では,コミュニケーション不足や目的の形骸化により,期待される成果が得られないことがある。その背景には,メンバー間の相互理解や信頼といった「関係性の質」の不足が影響している可能性がある。先行研究では,この関係性の改善に「感謝行動」(感謝の表明と受領)が有効であると報告されている。 また,健康経営を扱った先行研究では,コミュニケーションの改善が生産性の向上などに寄与するとの報告があり,経済産業省が着目するポジティブメンタルヘルスにも通じるものがあると考えられる。 本研究の目的は,1)「感謝行動」が職場の関係性に与える影響,2)企業が「感謝行動」促進施策(例:アプリ等のITサービス)を導入する際に重視する要因,3)従業員が同施策を継続利用する要因,4)同施策の企業導入と従業員継続利用を通じて「感謝行動」が定着する条件,を明らかにすることである。また,この成果から「感謝行動」を習慣化するための実効性ある介入設計に資する知見を得て,将来的には「感謝行動」を日常的に促すスマートフォンアプリの開発・提供を目指す。 |
| キーワード : 組織 関係性 感謝行動 健康経営 ポジティブメンタルヘルス |
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