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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 若者はロックフェスでロックを好きになるかー参加動機と嗜好変化に関する探索的研究ー |
| 矢口 颯 東京工科大学 メディア学部 学生 |
| 佐藤 徳紀 ベネッセ教育総合研究所 研究員 |
| 森川 美幸 東京工科大学メディア学部 准教授 |
| 発行 : |
| 分類:一般報告 |
| 報告要旨 : 現在,若者のロック離れが進んでいる。ロックは他ジャンルに押され,ヒットチャートに登場することも殆どなくなっている。ロックが再び音楽シーンで注目を浴びるためには,新規ファン獲得が欠かせない。しかし,国内で毎年開催されているロックを看板に掲げた音楽フェスティバルにおいても,ロック以外の他ジャンルの比率が増加しているのが現状である。一方で海外の先行研究では,音楽フェスに参加する人の参加動機は,他者との交流や新たな楽曲の発見であることが示されている。そこで本研究は,ロックフェスへの参加が若年層のロック嗜好を形成するきっかけとなるかを検討することを目的とする。プレ調査として,18~25歳の若者30名を対象に質問紙調査を行い,ロックフェス参加経験者(約3割)の中で,参加後にロックを好むようになった事例(2名)を確認した。本調査では,この2名を含む新規ロックファンを対象に半構造化インタビューを実施し,参加動機,嗜好変化のきっかけなどを特定する。分析には参加動機研究のライブ音楽モチベーション尺度(LMMS)を援用し,得られた知見を整理することで,ロックフェスが若者の新規ロックファンを増やす条件を明らかにする。 |
| キーワード : 音楽フェスティバル 音楽産業 若年層マーケティング 態度変容 ライブ体験価値 |
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