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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 「推し」概念の拡張に伴う心理尺度の適用可能性 |
| 渡部 佳織 NECソリューションイノベータ株式会社 |
| 山本 純一 同上 |
| 小林 麻衣子 同上 |
| 浅沼 爽汰 同上 |
| 菅原 収吾 同上 |
| 発行 : |
| 分類:一般報告 |
| 報告要旨 : 近年,SNSの普及やコンテンツの多様化に伴い,「推し」と呼ばれる対象は有名人に限らず,キャラクターやモノにも広がっている。筆者らはこれまで推し心理とウェルビーイングの関係を検討してきたが,「推し」の定義はあいまいであり,従来のファンとの違いは未解明である。そこで本研究では,既存のファン心理尺度が多様な推し対象に適用可能かを検討し,両者の共通点と相違点を明らかにすることを目的とした。調査では,①既存のファン心理尺度(小城,2018),②対象を「推し」に置き換えた人対象尺度,③非人対象に対応した推し尺度の3種類を用意した。参加者には,自身の対象への関わり方を「ファン」「推し(人)」「推し(非人対象)」から選択させ,対応する尺度に回答を求めた。プレ調査では108名から回答があり,最も多かったのはファン(n=59)であった。「推し」を自称するのは若年層に偏らず,40代・50代においても見られた。ファン心理については,先行研究と同様に「作品の評価」の平均値(M=4.27)が他因子より有意に高かった。さらに,尺度間の同等性検定では一部項目で同等性が示されなかった。詳細な結果はポスターにて報告する。 |
| キーワード : 推し ファン心理 消費者心理 |
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