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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 日本と海外における「推し活」実践の比較研究 |
| ― ファン消費行動とアーティスト・ブランディングへの示唆 ― |
| 井上 悠翔 国士舘大学 経営学部 学生 |
| 島根紬希 同上 |
| 清家弥波 同上 |
| 大橋快星 同上 |
| 発行 : |
| 分類:U24ポスターセッション |
| 報告要旨 : 本研究は、日本において近年顕著に拡大している「推し活」現象に着目し、その文化的特性と消費行動のあり方を国際比較の視点から明らかにすることを目的とする。対象は音楽活動を行うアーティストに限定し、日本および海外のファンを対象としたアンケート調査を実施した。調査では、グッズ購入、ライブ参加、ファンミーティング等に対する支出傾向や価値認識を中心に、日本と海外の消費行動の差異を分析した。その結果、日本のファンは「日常的支持の継続性」を重視し小額・高頻度の支出傾向を示す一方、海外のファンは「非日常的体験の希少性」を重視し大規模イベントや高額支出への集中が見られることが明らかとなった。これらの知見を踏まえ、アーティストがグローバルに活動する際のブランド戦略について、国ごとに適応したファン・エンゲージメント施策の方向性を検討する。本研究は、文化的背景がファン消費行動に及ぼす影響を明らかにするとともに、日本のアーティストが国際市場において効果的にブランドを構築するための示唆を提供するものである。 |
| キーワード : 文化差異 ファン・エンゲージメント 消費文化 グローバル化 体験価値 |
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